シカゴ・ブルズのザック・ラビーンは、今夏に無制限フリーエージェント(FA)となる。現代NBA屈指のスコアラーに対し、ダラス・マーベリックスが獲得を検討しているようだ。『ニューヨーク・タイムズ』のマーク・スタイン記者が伝えた。 ミネソタ・ティンバーウルブズでNBAキャリアをスタートさせたラビーンは、ブルズ移籍を機に秘めたるスコアリング能力が本格開花した。所属2年目の2018-19シーズンに初めて平均20得点台に乗せると、そこから4年連続で平均23得点以上をマーク。オールスター選手のデマー・デローザン(平均27.9得点)が加入した今季は平均24.4得点、4.6リバウンド、4.5アシスト、3ポイント成功率38.9%の成績を残し、カンファレンス6位で5年ぶりのプレイオフ進出に大きく貢献した。 今季限りでブルズとの契約が満了するラビーンは、ジョン・ウォール(ヒューストン・ロケッツ)、ジェームズ・ハーデン(フィラデルフィア・76ers)、ラッセル・ウェストブルック(ロサンゼルス・レイカーズ)、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)、カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)の“プレイヤーオプション組”を除くと、今オフの移籍市場でトップクラスの大物だ。 『USAトゥデー』のカイ・カーリン記者が伝えたところによれば、ブルズは「再契約できると自信を持っている」というが、スタイン記者はラビーンがマーベリックスのオプションになっているとしている。 「ダラスがすでに検討しているオプションの1つは、ザック・ラビーンのサイン&トレードに参加する見通しだ。アトランタ(ホークス)、ポートランド(トレイルブレイザーズ)、サンアントニオ(スパーズ)もキャップスペースやトレードの駒を持っているチームで、関心を示している」 マーベリックスでルカ・ドンチッチと攻撃的なバックコートを組むのか。ラビーンの去就から目が離せなくなりそうだ。