日本時間4月8日(現地7日)、デンバー・ナゲッツの二コラ・ヨキッチがリーグ史上初めて1シーズンで2000点、1000リバウンド、500アシスト越えを達成した。ヨキッチはこの日行なわれたメンフィス・グリズリーズ戦で、35点、16リバウンド、6アシスト、5スティールをマークしていた。なお、30点、15リバウンド以上は今季10度目となる。 この試合、ヨキッチはグリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.からエルボーを食らい、止血のために一時ベンチに下がるというハプニングに見舞われたものの、赤いヘッドバンドをしてコートに戻ったヨキッチは、“いつも通り”の活躍でコートを支配した。 ナゲッツのマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は、「もはやMVP争いなどない」と言い切った。 「他にも素晴らしいプレイヤーはいるし、彼らが偉大ではないと言っているわけではない。しかし、ニコラ・ヨキッチが今年このチームで成し遂げたことは本当に信じられないものだ。(MVPに輝いた)昨年も良かったし、今年はさらに良くなっている」 ナゲッツはジャマール・マレーとマイケル・ポーターJr.を怪我で欠いていたにもかかわらず、ウェスタン・カンファレンスの6位につけ、プレイイン・トーナメント行きを回避できた。それも、ヨキッチの攻守にわたる奮闘があったからこそ。怪我をものともせず歴史に名を残したヨキッチは、プレイオフでも大暴れしそうだ。