ロサンゼルス・レイカーズは27勝31敗と負け越してオールスターブレイクを迎えた。レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウェストブルック、カーメロ・アンソニーら強力なタレントがうまく噛み合わず、今季最も期待外れのチームの一つとなっているが、同じウェスタン・カンファレンスのあるアシスタントコーチは、ウェストブルックのベンチ起用を推奨している。 ジェームズとデイビスの2枚看板が故障がちのなか、トレードで加入したウェストブルックは1試合を欠場したのみで、残りの57試合はすべて先発出場。ただ平均18.3得点、7.8リバウンド、7.5アシストと主要3部門は軒並み数字が落ちている。 強引なショットやミスは批判の対象となり、チームもカンファレンス9位とプレイ・イントーナメント進出圏をキープするのがやっとで、ウェストブルックにとっては苦しいシーズンとなっている。 デイビスが右足首の捻挫で約4週間の離脱とオールスター後も苦戦が予想されるが、『heavy.com』のショーン・ディビニー記者によれば、ウェスタン・カンファレンスのあるアシスタントコーチは、自分ならウェストブルックをベンチスタートに回すと語ったという。 「現在のロスターを機能させる唯一の方法は、ラッセル・ウェストブルックをシックスマンにすることだ。マリーク・モンクやエイブリー・ブラッドリーをスターターで使い、それからウェストブルックを迎え入れればいい。レブロンがベンチにいる時は、ウェストブルックの使い時だ。もちろん同時起用する時間は必要になるが、できるだけ少なくしないといけない。コーチとしては、ウェストブルックにベンチスタートを頼まないといけない。まあ、彼がやりたがることではないと思うけどね」 ドライブを得意とし、パサーでもあるジェームズと好連係を築くためにはペリメーターのシュートは不可欠。しかし、その条件はウェストブルックの不得意な分野でもある。フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)はウェストブルックの起用法を変えるのか、注目が集まるところだ。