ゴールデンステイト・ウォリアーズと言えばステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンらベテラン勢をイメージするファンは多いだろうが、ジョーダン・プール、デイミオン・リー、ホワン・トスカーノ・アンダーソンなどビッグ3以外の躍進も目覚ましい。そんなウォリアーズで今進境著しい若手が、昨夏のドラフト1巡目全体7位で指名されたルーキーのジョナサン・クミンガだ。 先発グリーンが左ふくらはぎを痛めて離脱したのに伴い、クミンガの出番は増加。日本時間1月16日(現地15日)のシカゴ・ブルズ戦で25点をマークするなど、直近3戦では平均19.7点、5.7リバウンド、1.3アシストを記録しているのだ。このルーキーのブレイクについて、チームメイトのアンドリュー・ウィギンズが次のように分析している。 「彼は自分を信じている。そうなったらもう誰も彼を止められないね。体力、運動能力、敏捷さ、バスケットボールの能力に恵まれているんだ。それに頭も良くて、若いし、アグレッシブな上に守備もうまいんだ」 絶賛の嵐だが、無論新人のためミスもしばしば見受けられる。それでもそうした経験は成長に不可欠なプロセスであり、チームもクミンガにチャンスを与え続けている。そしてクミンガ自身もチームからのフィードバックを吸収し、適切に対処しているように見られる。 なお、2日前にはグリーンが復帰するのは最低でも2週間先と発表されている。当面、長時間の出場機会を与えられそうなクミンガは、偉大な先輩が戻るまでに存在感をさらに高めることができるか。