NBAの2021-22シーズンは第10週に突入。『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者は、毎年恒例となっている“MVP査定”第9回版を発表し、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが1位に返り咲いた。 カリーは日本時間12月18日(現地17日)のボストン・セルティックス戦から3試合連続で30得点以上をマーク。12月24日(同23日)のメンフィス・グリズリーズ戦では46得点を挙げ、3ポイントを8本以上成功させたのは今季6試合目(キャリア67試合目)となった。カリーが30得点以上を記録した試合は、ウォリアーズは11勝1敗。NBA史上初の通算3ポイント成功3000本まであと6本と迫るなかで、本人は「エリートチームと対戦する時はプレイするだけではだめ。頭を使わないといけない。レイカーズ、バックス、良いチームはみんな違うから、僕らにとってはいいテストだ」と一切の油断はない。 前回、5週ぶりにトップを奪回したブルックリン・ネッツのケビン・デュラントが2位に後退。新型コロナウイルスのヘルス&セーフティプロトコル入りにより、ロサンゼルス・レイカーズとのクリスマスゲーム出場は絶望的。スティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)によれば、ジェームズ・ハーデン、ポール・ミルサップ、ジェボン・カーターは再合流の見込みだが、デュラントはまだ時間がかかるようだ。 デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは3位をキープ。12月24日のシャーロット・ホーネッツ戦で29得点、21リバウンドと大暴れしたが、チームは第4クォーターに大逆転負けを喫して「攻撃、守備、シュート、エネルギー……すべてが悪かった」と肩を落とした。 4位はフェニックス・サンズの司令塔クリス・ポールが5位から浮上。12月14日にヘルス&セーフティプロトコル入りして5試合を欠場中のヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が5位にランクダウンした。 そのほか、6位にはルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)、7位にはデマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)、8位にはドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)、9位にはザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)、10位にはトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)と続いている。