通算74回目となる伝統のクリスマスゲームは、今年は日本時間12月26日(現地25日)に計5試合が行われる予定だ。いずれの試合も好カードだが、その中でも最も注目されるのはリーグ首位を走るフェニックス・サンズ(26勝5敗)と、同2位ゴールデンステイト・ウォリアーズ(26勝6敗)の一戦だろう。 今季すでに2度対戦している両者は、ホームで勝ちを分け合い1勝1敗と互角の戦いを繰り広げている。3度目の対戦も熱戦になることが予想されるなか、やはりエースの活躍が勝負を分けるポイントになりそうだ。
ウォリアーズは言わずもがな、大黒柱ステフィン・カリーの大暴れに期待したい。最初の対戦ではサンズのミケル・ブリッジズの徹底マークに遭い、FG成功はわずか1本(1/8)に終わった。リベンジを期して臨んだ2戦目は、スクリーンを使ってブリッジズのマークを外す戦術を遂行し、これが功を奏して3ポイント11本中6本決めて23点ときっちり挽回。3度目のマッチアップでは、どういった形でアドバンテージを取りにいくのか気になるところだ。 直前のメンフィス・グリズリーズ戦で46点と爆発したカリーだが、懸念をあげるとすれば試合が敵地で行われることだろう。今季はホームでFG成功率45.4%、3ポイント成功率41.3%という数字を残す一方で、アウェイではそれぞれ40.2%、37.1%と苦戦している。それでも「放ったシュートは常に入ると思っている」という絶対的な自信を胸に、再びブリッジズ攻略を目指す。
サンズはふくらはぎの怪我から復帰したデビン・ブッカーに注目だ。最初の直接対決で負傷して約2週間戦列を離れていたブッカーは、19日(同18日)のシャーロット・ホーネッツ戦で復帰。その後の3試合で平均23.3点、FG成功率48.1%(26/54)、3ポイント成功率53.8%(14/26)と、ブランクを感じさせない活躍を披露している。欠場した前回の直接対決では、チームがその穴を埋めきれずに22点差の大敗。それを見ているしかなかった悔しさを、爆発させるようなパフォーマンスが期待される。 ブッカーの最大の武器はチームトップの平均23.2点を挙げるスコアリング能力だが、近年ではプレイメイク力にも磨きがかかっている。「僕らの戦術では、デビンが得点やプレイメイクの大きな軸になっている」と語る司令塔のクリス・ポールも、“相棒”の復帰を心待ちにしていたに違いない。 仮想ウェスタン・カンファレンス決勝とも称される首位攻防戦・第3ラウンドを制すのは?
ウォリアーズ対サンズ戦を含め、計5試合が予定されているクリスマスゲーム。皆さんはそのうち何試合を観る予定ですか?