ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは、新型コロナウイルスのワクチン未接種により開幕から1度もコートに立てていない。当人にワクチン接種の意思はなく、このまま今季は全休という見方も少なくなかったが、意外にもチームは今季中の合流について楽観視しているという。 『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、ネッツの関係者はアービングが今季プレイできるという考えを示している。 「ネッツの選手とコーチは、アービングが一刻も早くチームに復帰することを望んでいる。それに、ここ数週間はアービングと親友のケビン・デュラントが、チームにどう適応するか、戦術、生活全般についてコミュニケーションを増やしているという。2人のスーパースターの間では、熱意が高まっているようだ」とレポートしているのだ。 一部ではネッツがアービングのトレードに対してオープンであると報じられていたが、以前からネッツはアービングがワクチンを接種、またはニューヨーク市がワクチン接種の義務を解除した場合、チーム合流を歓迎すると何度も公言してきた。直近でそれらが叶う予定はないものの、もしデュラントとのやり取りが本当であれば、膠着した現状を好転させるきっかけとなる可能性は十分ある。 アービング不在でもイースト上位に位置するネッツだが、故障者や新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りする選手が続出し、日本時間12月15日(現地14日)のトロント・ラプターズ戦は実施可能ラインぎりぎりの8人で試合に臨んだ。一日も早いアービングの復帰が期待される状況だが、フロントの思惑通り今季中の合流は叶うだろうか。