スコアラーとプレイメイカーの役割のバランスについて、ジェームズ・ハーデンが本音を明かす

開幕からポイントガードのカイリー・アービングを欠く戦いを強いられているブルックリン・ネッツが、イースト1位となる14勝6敗という好成績を残している。ジェームズ・ハーデンはそんなチームの快進撃を支える1人であるが、スコアラーとプレイメイカー、自身の役割については未だに模索している部分があるようだ。日本時間11月28日(現地27日)のフェニックス・サンズ戦に107-113で敗れた後の言葉を、『CBS Sports』のジェームズ・ハーバート記者がレポートしている。 「正直なところ、すべてを理解しようとしているところだ。いつ得点するか、いつプレイメイカーになるか、いつオフェンスを展開するか、いつそれらを少しずつこなすかを考えているところなんだ」 ネッツ入団1年目の昨季はアービングやケビン・デュラントが不在時にもマルチに活躍していた印象のあるハーデンだが、2年目の今季はそうした快適さを求めるのが「ちょっと難しい」と明かしている。 先述のサンズ戦では、13リバウンド、14アシストをマークした一方で、3ポイントを6本すべて外し、7つのターンオーバーも犯してしまった。ハーデンはフルコートでマークしてきたサンズのミカル・ブリッジズのディフェンスを称賛しつつ、「少しプレイが速すぎて、全員が正しい位置にいることを確認できなかった」と自らを責めた。 そんななか、ネッツはシューターのジョー・ハリスが左足首の手術を受けて4~8週間離脱することが決まった。また、アービングは新型コロナウイルスのワクチン未接種のため、未だチームに合流できていない。とりわけアービングの復帰が不透明ななか、ハーデンにはプレイメイカーとスコアラーの最適解をいち早く見い出すことが求められる。 すでに多くのタスクをこなしているハーデンだが、持ち前の万能さを活かしてチームを上位に留めることができるか。

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