NBAの2021-22シーズンは第5週に突入。『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者は、毎年恒例となっている“MVP査定”第4回版を発表し、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが、今季初のトップに浮上した。 ウォリアーズはリーグ最高勝率を誇るなどロケットスタートに成功。今季、NBAで1試合100得点未満が唯一ないチームで、その中心にはリーグトップの平均29.5得点を叩き出しているカリーが君臨する。日本時間11月19日(現地18日)に行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦では、第4クォーターにこの日の40得点中20得点をマーク。ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)をかわしてMVPレースで1位に立った。 2週連続で1位を守っていたデュラントは2位に後退。カイリー・アービングだけでなく、ニコラス・クラクストン、ポール・ミルサップ、ジョー・ハリスも不在の苦しい台所事情のなか、平均28.6得点を挙げており、通算得点でも30位のアレン・アイバーソン超えまであと「19」に迫っている。 3位は昨季MVPに輝いたデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチだ。今季はすでに2度のトリプルダブルを達成しており、ヨキッチがトリプルダブルをすると、ホームゲームは32勝4敗。シーズンを通しても平均26.4得点、13.6リバウンド、6.4アシスト、フィールドゴール成功率59.3%の好成績を残している。 4位には、シカゴ・ブルズのデマー・デローザンが前回の5位からランクアップ。11月15日(同14日)のクリッパーズ戦で35得点、翌16日(同15日)のレイカーズ戦でも38得点と活躍し、ライト記者は「ロサンゼルスの王様だった」と称賛している。 5位は好調マイアミ・ヒートからエースのジミー・バトラーがランクイン。足首の捻挫で3試合の欠場はあったが、平均24.8得点、5.6リバウンド、5.5アシスト、2.1スティール、フィールドゴール成功率53.4%と安定感を誇っている。 そのほか、6位にヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、7位にポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ)、8位にジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)、9位にクリス・ポール(フェニックス・サンズ)、10位にザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)と続いている。