フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のベン・シモンズは、移籍志願やトレーニング拒否問題により、今季いまだに出場がなく、今後も不透明な状況が続いている。そのなかで、罰金処分も解かれ、再びチームに合流したようだ。『The Philadelphia Inquirer』のキース・ポンペイ記者が、最新情報をレポートしている。 シモンズは今オフ、チームにトレードを要求。交渉がまとまらずにプレシーズンを迎え、トレーニングキャンプの出遅れ、さらにようやくチームに合流したあとに練習に関するドック・リバースHC(ヘッドコーチ)の指示を拒否したとして、波紋を呼んだ。 シクサーズのバスケットボール運営部代表を務めるダリル・モーリーは、「我々はベンを手助けするためにあらゆるリソースを提供している。彼はチームメイトと話をしており、事態は非常に良い方向に向かっているようだ。我々はベンに必要なものを与え、できる限り早く試合に出られるようにするつもりだ」と、メンタルケアに協力する意向を示していた。 欠場や練習欠席で科されていた罰金もストップされたと報じられるなか、ポンペイ記者は「シュートアラウンド終わりにメディアが取材を許可されたあと、ベン・シモンズの姿がジムにあった」とツイート。投稿には、エアロバイクをこぐシモンズの姿を捉えた動画も添えられている。 少なからず復帰やシーズンデビューに向けて前進したとはいえ、すでにシーズンは開幕しており、シクサーズとの将来は変わらず不透明。今後も予断を許さない状況が続いている。