フィラデルフィア・76ersは、ベン・シモンズがチームへの有害行為を行なったとして1試合の出場停止処分を科したと日本時間10月20日(現地19日)に発表した。これによりシモンズは、21日(同20日)に予定されるニューオーリンズ・ペリカンズとのシーズン開幕戦を欠場する。 『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者など複数の報道によれば、シモンズは20日に行われたチーム練習中の守備ドリルへの参加を拒否。ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)が複数回参加するよう声をかけるもそれを断り、リバースHCから帰宅するよう告げられたという。 練習後のインタビューにて指揮官は「今日の彼は注意散漫だった。他のみんなと同じことをしたがっていなかったと思う。朝早かったし、大きな問題ではない。彼には帰るよう伝え、私たちは練習を続けたんだ」とシモンズとのやり取りについて説明。この出来事にチームの大黒柱であるジョエル・エンビードは「子守りをしにここに来ているわけではない。現時点であの男のことは何も気にしていない。彼がやりたいようにすればいいと思う」と語った。 オフシーズン中に移籍を要求していたシモンズだが、シーズン開幕までに取引はまとまらず。トレーニングキャンプへの参加も見送っていたが、先週になってシクサーズへ戻る意思を明かし、練習へ参加していた。しかし、円陣から1人離れるなど、集中していない様子が報道されていた。 シモンズをトレードに出すとしても、優勝候補としての力を維持できる選手との交換を求めている76ers。チームケミストリーを保つためにも、早急にこの騒動を解決したいところだ。