ディアンドレ・エイトンはフェニックス・サンズと延長契約について話し合いを行なったものの、条件が反り合わず合意には至らなかったようだ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。2018年ドラフト組と延長契約を結ぶ期限は、日本時間10月19日午前7時(同18日午後6時)となっていた。 エイトンは2018年ドラフト組の同期であるるルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)やトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)らが手にした5年1億7300万ドル程度のMAX契約を望んでいたものの、サンズは提示しなかった。この結果にエイトンは「失望した」と話しているという。 今回、期限までに延長契約がまとまらなかったエイトンは、今シーズン終了後に制限付きFAとなる。他チームからオファーを受けることができるようになるものの、サンズは同じ条件で引き留めが可能。来夏の時点でサンズに慰留の意思がある場合、どのチームよりも優位な状況にあることには変わらない。無論、次のシーズンでもしエイトンの市場価値が下がり、サンズが引き留めを望まなかった場合は、MAX契約よりも悪い条件しか引き出せなくなってしまう。 それだけに、エイトンとしては今オフのうちに大型の延長契約を結んでおければ、安心してプレイに集中できたという思いもあったに違いない。再び交渉のテーブルに着く来夏、自らが望む契約を引き出すためにも今季は大事な1年となる。 なお、サンズはミケル・ブリッジズが4年9000万ドル、ランドリー・シャメットが4年4300万ドルで延長契約に合意している。