ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは新シーズンでプロ19年目、今年12が月には37歳を迎えるが、いまだNBAのトップレベルに君臨している。全盛期を長く保つことにおいては、新たなスタンダードを作り上げたとステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)も舌を巻いている。 セント・ビンセント・セントメリー高時代に『スポーツイラストレイテッド』の表紙で“The Chosen One(選ばれし者)”という見出しをつけられ、“ネクスト・ジョーダン”と期待されて2003年にNBA入りしたジェームズ。18年間で歴代20位の通算1310試合出場、同3位の通算3万5367得点、同8位の9696アシスト、オールスター出場17回、シーズンMVP4回、リーグ優勝4回など、数々の功績を残してきた。 『ESPN』のニック・フリーデル記者は、2015年から4年連続でNBAファイナルで対戦したカリーが、ジェームズについて語ったコメントを紹介している。 「彼は新たなスタンダード(基準)を作り上げた。(NBAでの)18年間で何を成し遂げた? 8年連続ファイナル進出に始まり、彼が成し遂げたことすべてが彼らしい。できる限り全盛期を維持するということを改めて考えさせられる。オフシーズンにどのように体やメンタルをケアするか。コート内外でのバランスを熟知している」 ジェームズは2011~18年、マイアミ・ヒートとクリーブランド・キャバリアーズで史上6人目となる8年連続ファイナル進出を達成。4つのチャンピオンリングを手にした。ボディメンテナンスには年間1億円以上を費やしているとされ、36歳となった今もトップレベルを維持している。まだNBA選手になる前に、ジェームズと交流があったカリーにとっては驚きしかないようだ。。 「(2008年は)僕はまだ大学にいて、彼はNBAで全盛期を迎え始めた時だった。2年生の時のNCAAトーナメントに来て、3年生の時にも試合に来てくれた。おもしろいよね。シャーロットの実家でサインしてくれたユニフォームをまだ持っている。13年、14年前に何があったのか考えるのは少し不思議な気分さ」 21歳でNBA入りしたカリーも33歳。ジェームズのように、30代後半もトップレベルを維持できるのか興味深い。