昨季デンバー・ナゲッツでプレイし、今オフにFA(フリーエージェント)となったポール・ミルサップだが、未だ所属先が決まっていない。しかし、経験豊富なベテランフォワードに興味を持っているチームは少なくないようだ。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、関係者から聞いた情報としてシカゴ・ブルズ、ブルックリン・ネッツ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ロサンゼルス・クリッパーズが獲得に名乗りをあげそうだという。 36歳のミルサップは、出場機会がありそうな上位チームへの加入を望んでいるようだ。また、ベテラン最低保証額以上の契約も希望していると伝えられている。しかし、ブルズは大型補強を行なったものの来季の上位進出は未知数で、クリッパーズも右膝前十字靭帯部分断裂の手術したカワイ・レナードの復帰が来季後半戦以降になると見られている。ネッツとウォリアーズはロスターの枠こそあれど、ベテラン最低保証額しか提示できそうにない。 ディフェンスやリバウンドに加えて、ロッカールームでのリーダーシップにも定評があるミルサップは、上記の4チームはもちろん、どこに加わったとしても心強い存在となるのは確実だ。だからこそ、ミルサップも妥協した契約を結ぶ可能性は低いと見られているが、各チームのロスターは埋まり、チーム作りが本格化していくのも事実。開幕までにミルサップはどのようは判断を下すのだろうか。