2019年のNBAファイナル進出以降、ゴールデンステイト・ウォリアーズはステフィン・カリーやクレイ・トンプソンら主力のケガが影響し、上位争いとは遠ざかっていた。しかし来季はトンプソンの完全復活もあって、再び優勝戦線に食い込むのではと見る向きも少なくない。そんなチームに、指揮官のスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)も手応えを感じているようだ。 ポッドキャスト番組『Dubs Talk』に出演したカーHCは、「今年のチームは、若い選手とベテランがよく混ざり合ったチームになると思う。新シーズンは、チャンピオンチームの頃よりも継続性があるだろう。チームの構成やバランスを鑑みて、自分たちは何を達成できるかを考えると本当にワクワクするよ」とコメントしている。 ウォリアーズにとってプラス材料はトンプソンの復帰だけではない。昨季はカリーがMVP級の活躍で完全復活をアピールした。さらに、オフには3度の優勝(2015年、2017年、2018年)に貢献したアンドレ・イグダーラを再招集。ドラフトでは全体7位でジョナサン・クミンガ(Gリーグ・イグナイト)、14位でモーゼス・ムーディー(アーカンソー大)とロッタリーで2人を獲得し、FAからもオット・ポーターJr.とネマニャ・ビエリツァを加えた。そして2年目を迎えるジェームズ・ワイズマンの飛躍も期待できるだろう。 カーHCは、「もちろん、リーグ内には多くの素晴らしいチームがある。それにチームをまとめる練習もしていない。でも、うちの可能性にはとても期待してる」と、開幕を待ちわびる気持ちを隠せなかった。