「戦いの連続だった」アメリカ代表歴代最高スコアラー、ケビン・デュラントが選ぶ最強ディフェンダーとは?

7月1日、人気バスケットボールビデオゲーム『NBA 2K』シリーズを展開する『2K』は、9月10日に発売が予定される最新作『NBA 2K22』のカバーアスリートを務めるケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)の記者会見を実施した。 デュラントは今回NBA75周年記念エディション版のカバーを、レジェンドであるカリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)、ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)とともに担当。会見で「ゲームの中でチームを作るとしたら、現役のNBAプレイヤーから誰をスターターに選びますか?」と問われると、「この類の質問にはいつも困るんだ」と悩んだうえで、自らが考える最強の5人を選出した。 「偉大なプレイヤーはたくさんいるのに、誰か忘れてしまいそうだからね。でも思いつくのはこれだ。5人選ぶんだったらカイリー(アービング)、ジェームズ(ハーデン)、自分、レブロン(ジェームズ)、アンソニー・デイビスでいこう」 また、歴代屈指のスコアラーとして知られるデュラントは、「これまで対戦した選手で最高のディフェンダーは?」という質問に対しては、主にボストン・セルティックスとメンフィス・グリズリーズで活躍したトニー・アレンの名前を挙げている。 「トニー・アレンが一番タフだった。トニーは数年前に引退したけど、僕がリーグで過ごした最初の7年間は戦いの連続だった。とてもリスペクトできるプレイヤーだったよ。だからディフェンダーに関しては、いつもトニーが最初に思い浮かぶんだ」 アレンは14年のキャリアで、通算6度のオールディフェンシブチーム入りを果たした名ディフェンダーだ。NBA入りから最初の6シーズンを過ごしたセルティックスでは2008年にリーグ優勝を経験しており、生前のコービー・ブライアント(元レイカーズ)にも「戦った中で最高のディフェンダー」だと称賛されている。 さらに身長208cmと長身のデュラントは、これまでに影響を受けたビッグマンとして、今回同じくカバーを飾ったノビツキーに加え、アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)とケビン・ガーネット(元セルティックスほか)だと明かし、過去の記憶を振り返った。 「単純に彼らの体格に親近感を覚えたんだ。幼いころから、彼らのスキルとファンダメンタルは素晴らしいと思っていた。子どものころ、僕はダークのようにシュートし、オラジュワンのように動き、ケビン・ガーネットのようにリリース位置の高いターンアラウンドジャンパーを決めたいと思っていた。それぞれのプレイヤーからたくさんの技を盗もうとしていたんだ。何度も彼らのところに立ち返り、『もう少し…』という感じで動きを見ていたよ」 なお、NBA75周年記念エディション版のカバーを務めたジャバー、ノビツキー、デュラントのインタビューをまとめた動画が、『2K Japan』のYouTubeチャンネルにて確認できる。

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