ポートランド・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーは、今オフに完全FA(フリーエージェント)となる。37歳を迎え、引退の時も近づきつつあるなか、親友レブロン・ジェームズが所属するロサンゼルス・レイカーズが獲得に強い関心を示しているという。 ジェームズと同じ2003年ドラフト組のアンソニーは、デンバー・ナゲッツ(在籍7年半)とニューヨーク・ニックス(在籍6年半)で2万4000得点以上をマーク。2012-13シーズンには得点王(28.7得点)にも輝いた。しかし、オクラホマシティ・サンダー所属を経て加入した2018-19シーズンのヒューストン・ロケッツでシックスマンとなると、シーズン途中にシカゴ・ブルズへ放出され、その後解雇される憂き目に遭った。 2019年11月に約9カ月の無所属期間を乗り越えて、ブレイザーズと契約。19-20シーズンに復活を果たし、20-21シーズンはシックスマンとしてデイミアン・リラードやCJ・マッカラムを支え、69試合に出場してチーム5位となる平均13.4得点を挙げた。 今オフに完全FAとなるなか、『ESPN』のインサイダー兼アナリストを務めるジョーダン・シュルツ氏によれば、ラッセル・ウェストブルック(ワシントン・ウィザーズ)のトレード獲得合意が報じられたレイカーズが熱視線を送っているという。 「レイカーズはカーメロ・アンソニーとのサインにすごく関心を持っている。メロはレブロンとの高校時代からの友情を考えれば、レイカーズとのつながりには可能性がある。昨シーズンはポートランドで、キャリアベストの3ポイント成功率40.9%をマークした」 レイカーズはジェームズとアンソニー・デイビスのためのスペースを作り出すシュータータイプのウイングを必要としている。ミッドレベル例外条項までの条件しか提示できないこと、アンソニーの年齢(37歳)は懸念材料だが、お互いに着地点を見つけられれば実現しても不思議はなさそうだ。