オフシーズンのフリーエージェント市場で注目株の1人となっているのが、ニューオーリンズ・ペリカンズのロンゾ・ボールだ。進境著しい司令塔には、シカゴ・ブルズやロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズが興味を示しているという。ボールは制限付きFAだが、そうしたチームが高額オファーを示した場合、ペリカンズはマッチせずに引き留めない可能性もあるというのだ。 そんななか、かつてシアトル・スーパーソニックスやミルウォーキー・バックス、デンバー・ナゲッツなどで指揮を執り、最優秀ヘッドコーチ賞に3度輝いた殿堂入りコーチのジョージ・カールが、自身のツイッターで「ナゲッツはロンゾを取るためにお金をつぎ込むべき」と投稿した。また、その理由について他のユーザーへのリプライのなかで、「プレイメイキングPGであり、他の選手をよくするチームメイトだから」と説明している。 ナゲッツはジャマール・マレーが4月に左膝前十字靭帯断裂という大ケガを負っており、早くても復帰は来季終盤になると見られている。その間プレイメイクが得意なボールを司令塔として置ければ、チームとしても安泰だろう。また、オールラウンドなボールならマレーの復帰後に同時起用することも可能だ。 ナゲッツはウィル・バートンがプレイヤーオプションを破棄して、オフにFAになる見込みだと報じられている。もしカールの進言通りにボールを本当に狙うのであればバートンの処遇にも関わってくるだけに、フロントがどのような判断を下すのか必見だ。