日本時間7月30日(現地29日)に行なわれるNBAドラフト2021で、最も注目される選手はオクラホマ州立大のケイト・カニングハムだろう。身長203cmというウイング並みのサイズながらポイントガードもこなせる19歳は、多くのメディアでトップ指名確実と称されてきた。 指名順位を決めるドラフトロッタリーでは、デトロイト・ピストンズが全体1位指名権を獲得。そのままカニングハムを指名すると言われているが、全体2位指名権を持つヒューストン・ロケッツはこの逸材の獲得をあきらめていないというのだ。 『The Ringer』のケビン・オコナー記者は『The Bill Simmons Podcast』に出演した際、「ロケッツはケイドを気に入っており、トレードをしてでも獲得したいと思っている」とコメントした。 ロケッツはカニングハムを手中に収められなくとも、USC(南カリフォルニア大)のエバン・モーブリーやGリーグ・イグナイトのジェイレン・グリーンといった前評判の高い逸材を獲得できる。しかし、ケビン・ポーターJr.やクリスチャン・ウッドら生きのいい若手を活かせるカニングハムが加入すれば、チームの将来性は一気に明るくなる。 以前、『ESPN』のジョナサン・ギボニー記者は、ロケッツ以外にもクリーブランド・キャバリアーズ、ニューオーリンズ・ペリカンズ、オクラホマシティ・サンダーも全体1位指名件の獲得に興味を持っていると報じていた。はたして、ドラフト当日までに何らかの動きはあるのだろうか。