日本時間6月18日(現地17日)、ダラス・マーベリックスはリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)が退任したことを発表した。 チームオーナーのマーク・キューバンは「今日リックからHC職を退くことを聞きました。彼は素晴らしいバスケットボールのコーチであったと同時に、友人であり腹心でした。リックはラリー・オブライアン・トロフィーをダラスにもたらし、その思い出を私は一生大事にします。このフランチャイズ、この街のために全てを尽くしたリックに感謝をし、今後の幸運を祈っています」と声明を発表。2008-09シーズンからチームを率いたカーライルHCに感謝の意を示した。 チームを離れる決断をしたカーライルHCは、以下の声明を『ESPN』に伝えている。 「先週、マーク・キューバンと数回にわたり話し合いを行ない、今日彼にHCとしてダラス・マーベリックスには戻らないと伝えました。この決断は自ら決めたことです。ダラスは私のホームであり続けますが、コーチとして次の章に進むことを楽しみにしています」 カーライルHCは13シーズンを過ごしたマーベリックスで、通算555勝478敗の戦績を残した。その間9度プレイオフに出場し、ダーク・ノビツキー を軸とした2011年にはフランチャイズ初にして唯一のリーグ制覇を達成。しかし優勝を果たして以降の10シーズンでは、プレイオフ1回戦を1度も突破することができなかった。 マーベリックスを指揮する以前は、デトロイト・ピストンズとインディアナ・ペイサーズでHCを務め、NBAでは歴代15位の通算836勝(689敗)を記録している。 前日17日(同16日)には、24シーズンにわたりチームで働いてきたドニー・ネルソンGM(ゼネラルマネージャー)の退任が発表されたマーベリックス。長い間チームを支えてきた2人がチーム去ったなか、ルカ・ドンチッチとの契約延長が控えるオフシーズンではどのような動きを見せるのだろうか。