クレイ・トンプソン、3年ぶり復帰に“ノルマ”設定「FG50%、3ポイント40%、FT90%が目標だ」

ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、左膝前十字靭帯断裂、右足アキレス腱断裂と2年連続で大怪我に見舞われ、2019年6月のNBAファイナルを最後に公式戦でプレイしていない。2021-22シーズンは復活を期す1年となるが、本人は平均得点よりも、“効率性”を追求する意向を示している。『NBC Sports Bay Area』のジョシュ・シュロック記者が伝えた。 トンプソンはステフィン・カリーとともに“スプラッシュ・ブラザーズ”を形成し、高精度のアウトサイドシュートで猛威を振るってきたなか、2019年のNBAファイナル第6戦で左膝前十字靭帯を断裂して19-20シーズンを全休。今季の完全復活を目指していたが、開幕前のワークアウト中に右足アキレス腱断裂の大怪我を負い、再びリハビリを余儀なくされた。 31歳となったトンプソンは、2年間出場がないなかで復活に再び挑戦するが、インスタグラムのライブ配信であるフォロワーから「平均28得点」の目標を提案されると、「1試合平均28得点!? それは(設定が)高すぎるよ」と語り、自らのプランを明かした。 「平均20得点と良いディフェンスをするっていうのでどうだい? 『50-40-90』(フィールドゴール50%、3ポイント40%、フリースロー90%)が目標だ。来シーズン平均何点取るか? そこには期待はかけていない。ただ効率的なプレイヤーになりたい。コート上でポジティブな影響を与えたいんだ。重要なのはリアル・プラスマイナス(試合に出ている時間帯の活躍度合いを数値化したもの)だね」 トンプソンは怪我負う前の2017-18シーズン、73試合に出場して平均20.0得点、キャリアハイのフィールドゴール成功率48.8%、3ポイント成功率44.0%、フリースロー成功率83.7%を記録している。万全の状態であれば、「50-40-90」も決して不可能ではないだけに、元気にプレイする姿を早く見たいところだ。

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