八村塁が所属するワシントン・ウィザーズのスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)が、プレイオフ敗退が決まった翌日の日本時間6月4日(現地3日)に記者会見を実施した。 今季限りでチームとの契約が切れるブルックスHC(ヘッドコーチ)は、自身の去就について言及。自身に「決定権はない」と断った上で、2016-17シーズンから指揮を執るチームに残留することを希望した。『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が伝えている。 「ここが大好きなんだ。選手たちのこともね。課題が多いのは理解している。誇りに思えるチームを築いているし、そこに自分も参加できればと思う」 指揮官が再契約を望むなか、トミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)は現時点では何も決まっていないとコメント。今後数週間にわたってチームにとって何が最善の選択かを審査していくとした。 「今日何かすることはないよ。もちろん徹底した審査を組織全体で行う。チームがより良くなるためにね。私も含めすべての人が、それぞれの役割でより良い仕事をしなければいけない。今後数週間はそのための時間だ」 迎えるオフシーズンで、ブルックスHCの去就とともに注目されるのがブラッドリー・ビールだ。来季で契約が終了するビールには、他チームがトレードでの獲得を狙っているとの噂が挙がっているが、シェパードGMは得点ランク2位の平均31.1得点を記録したエースの放出を否定した。 「我々はブラッドリーを中心にこのチームを構成した。そしてこの先もそのつもりだ。彼も将来には前向きだと思う」 今季3年ぶりのプレイオフ出場を果たしたウィザーズだが、迎えるオフシーズンではどのような動きを見せるのだろうか。