日本時間6月2日(現地1日)、ボール・アリーナでデンバー・ナゲッツ対ポートランド・トレイルブレイザーズ戦が行なわれ、ブレイザーズのデイミアン・リラードが3ポイントを12本沈めた。1試合における成功数としてはプレイオフ史上最多。なお、2位はクレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の11本、3位はリラードの10本、4位もリラードの9本である。 2度の延長にもつれたこの試合、リラードは52分プレイして球団のプレイオフ記録となる55点、10アシストをマークした。フィールドゴールは17/24(70.8%)、3ポイントは12/17(70.6%)、フリースローは9/10(90.0%)という驚異の成功率を叩き出している。また、第4クォーター終了間際と1度目の延長終了間際に3ポイントをねじ込むなど、持ち前の勝負強さも発揮した。 『ESPN Stats & Info』によると、レギュラーシーズンを含めても、50点、10アシスト、3ポイント10本以上を達成したのはリラードが史上初めてだったという。 なお、試合はリラードの奮闘も空しく、ホームのナゲッツが147-140で勝利。ブレイザーズは2度目の延長終盤に、ロバート・コビントンのダンクミスとCJ・マッカラムのターンオーバーが重なり、勝利を逃した。 試合後、ブレイザーズのテリー・ストッツHC(ヘッドコーチ)は敗戦にショックを受けていると明かしつつ、「これまで見てきた中で最高のプレイオフのパフォーマンスだった」とリラードを称賛した。 ナゲッツはニコラ・ヨキッチが38点、11リバウンド、9アシスト、4ブロック、マイケル・ポーターJr.が26点、12リバウンド、アーロン・ゴードンが14点、10リバウンド、控えのモンテ・モリスが28点を記録した。試合最終盤に3ポイントを沈めたポーターJr.は、何度となくリードが入れ替わった接戦を振り返り、「これがプレイオフのバスケットボール」とコメントしている。 ナゲッツが3勝2敗と1回戦突破に王手をかけて臨む第6戦は、4日(同3日)にブレイザーズの本拠地モダ・センターで行なわれる。