ゴールデンステイト・ウォリアーズは今季レギュラーシーズンをウェスタン・カンファレンス8位(39勝33敗)で終えたが、プレイイン・トーナメントでロサンゼルス・レイカーズ、メンフィス・グリズリーズに立て続けに敗れ、2年連続でプレイオフ進出を逃した。『ESPN』のボビー・マークス記者によれば、来季は3億1500万ドル(約343億円)~4億1500万ドル(約452億円)を費やす可能性があるという。 ウォリアーズはカリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズにより、フリーエージェント以前にすでに贅沢税の1億3600万ドル(約148億円)を超えている。とりわけ、トンプトンは左膝前十字靭帯断裂、右足アキレス腱断裂で、直近2年間を全休しているのも不安材料だ。 今オフのポイントとしては、自身2度目の得点王に輝いたカリーの契約延長交渉、チーム3位の平均15.4得点を挙げて完全FA(フリーエージェント)となるケリー・ウーブレイJr.の去就だ。カリーとは最大4年総額2億1500万ドル(約234億円)の契約を結ぶことができ、ウーブレイJr.に関しては年2000万ドル(約21億8000万円)が相場になると見られている。 それも含めたうえでマークス記者は、最低一つのロッタリーピックとFA3人を獲得する場合は3億1500万ドル(年俸総額1億7100万ドル+超過課税1億4400万ドル)。一つのロッタリーピック、最低保証契約でFA1人、ウーブレイJr.を年俸1000万ドル(約11億円)で引き止める場合は4億1500万ドル(年俸総額1億8400万ドル+超過課税2億3100万ドル)を要すると算出している。 ウォリアーズは、2014-15シーズンから5年連続でNBAファイナルに進出した頃の強さを取り戻せるだろうか。