ロサンゼルス・クリッパーズはレギュラーシーズン最後の2試合で、カワイ・レナード、ポール・ジョージら主力を休ませた。そこで連敗を喫してウェスト4位に順位を落としたが、それはプレイオフ1回戦で昨季王者ロサンゼルス・レイカーズとの対戦を避けるためだったのではないかとの憶測が生まれている。 結果的にレイカーズはウェスト7位でプレイイン・トーナメント行きとなり、クリッパーズは同5位のダラス・マーベリックスと1回戦で対戦するが、クリッパーズのタロン・ルーHCはあくまでもコンディショニングのために選手に休養を与えたと疑惑を否定した。指揮官が語った内容を、『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が伝えている。 「人にどう思われようが気にしていない。我々は何よりも選手の健康を重視した。ようやく全員が健康な状態となれたし、それが最大の理由だ。クリーブランド時代(2016年から2018年まで指揮)を振り返って欲しい。スターターは誰1人としてシーズン最後の2試合をプレイしていなかった。健康が何よりも大事なんだ」 4月は足の怪我で15試合中9試合を欠場したレナードは、「いい調子だ。プレイする準備はできている。他のシーズン同様、自信は持っているよ。いいチームだと思うし、チームの層も厚い」と、2試合の休養を経てプレイオフに向けて状態の良さをアピール。コンディションを整えたクリッパーズは、優勝候補と目されながらも2回戦で敗退した昨季のリベンジを果たせるか。