日本時間4月29日(現地28日)、キャピタル・ワン・アリーナでウェスト5位のロサンゼルス・レイカーズ(36勝25敗)と、イースト10位のワシントン・ウィザーズ(27勝34敗)が対戦する。両軍が対戦するのは今季2度目。27日(同26日)のサンアントニオ・スパーズ戦ではオーバータイムの末に惜敗し、連勝が8でストップしたウィザーズにとって仕切り直しの一戦となる。 連勝こそ途切れたウィザーズだが、直近12試合で10勝とチームの状態は良好だ。それまでは高得点を挙げて勝利する印象が強かったが、その期間はレイティングが攻守ともにリーグのトップ10に入っており、バランスが取れた試合を展開できている。 好調のチームを牽引するのは、ブラッドリー・ビールとラッセル・ウェストブルックの2枚看板だ。ビールは直近9試合で30得点超えが8回と抜群の安定感を誇り、ウェストブルックはオールスター以降、27試合中19試合でトリプルダブル達成と、トリプルダブルが日常化する超人ぶりを披露している。躍動するバックコートコンビは、リーグNo.1のディフェンシブ・レイティングを誇るレイカーズにとっても脅威だろう。 レブロン・ジェームズが右足首の捻挫で離脱中の今、レイカーズで最も注意すべき存在はアンソニー・デイビスだ。アキレス腱とふくらはぎの怪我で2月から約2か月戦列を離れていたデイビスだが、復帰3戦目となった27日(同26日)のオーランド・マジック戦では18得点(FG 8/15)、8リバウンド、3アシスト、2ブロックと活躍し、本来の調子に徐々に戻りつつあることをアピールした。 ウィザーズは八村塁が、デイビスにマッチアップすることが濃厚。先のスパーズ戦で5試合ぶりに怪我からの復帰を果たしたばかりだが、重要なタスクを担うことになる。リーグ最高峰のビッグマンに対し、守備の万能性が高く評価される八村がどのように対処するのか、期待を持って注目したい。全米放送となる一戦で、チームを勝利に導く活躍ができれば、その評価はさらに高まるはずだ。