日本時間4月27日(現地26日)、ワシントン・ウィザーズの八村塁がホームのキャピタル・ワン・アリーナで行なわれたサンアントニオ・スパーズ戦で、5試合ぶりに戦列復帰した。左膝の負傷から復活した八村は、早速先発で出場。31分プレイして、13点(フィールドゴール5/7、3ポイント1/1、フリースロー2/2)、6リバウンド、1アシスト、1スティール、1ブロックを記録。第4クォーターには同点に追いつく3ポイントを決めるなど、要所での働きが光った。なお、試合は延長の末、146-143でスパーズが勝利している。 試合は第1クォーターからスパーズ38点、ウィザーズ34点とハイペースで点を取り合う展開に。試合を通して29回のリードチェンジと17回の同点という接戦が繰り広げられた。133-133の同点で迎えた試合終了間際、デマー・デローザンがラッセル・ウェストブルック越しに放ったフェイダウェイは決まらず、試合はオーバータイムへ。 延長でも一進一退の攻防が繰り広げられるなか、残り5.3秒でスパーズはパティ・ミルズがフリースローを2本成功し、146-143と3点のリードを奪う。ウィザーズはブラッドリー・ビールが残り1.6秒で放った3ポイントがリングに嫌われ、勝負が決した。 ウィザーズはラッセル・ウェストブルックが22点、13リバウンド、14アシストと、直近18試合で15度目、リーグトップとなる29度目のトリプルダブルを達成。通算では175回となり、オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)が持つ歴代最多記録まであと6回に迫った。そのほか、ブラッドリー・ビールがゲームハイの45点、アレックス・レンが17点、10リバウンド、ダービス・ベルターンスが3ポイント3本を含む13点をマークした。なお、ロビン・ロペスは左足首を痛めて欠場している。 スパーズはデマー・デローザンが37点、10アシスト、デジョンテ・マレーが25点とキャリアハイの17リバウンド、ケルドン・ジョンソンが21点、ルディ・ゲイが17点をマークした。 連勝が8でストップし27勝34敗となったウィザーズは、29日(同28日)にホームでロサンゼルス・レイカーズと、3連勝で31勝29敗としたスパーズは同じ日にアメリカン・エアラインズ・アリーナでマイアミ・ヒートと対戦する。