現地2月13日、トロント・ラプターズがガードのジェレミー・リンと契約したことを発表した。チームの規約に則り、契約の詳細は明かされていない。 リンは、これまでに所属した7チーム(ホークス、ネッツ、シャーロット・ホーネッツ、ロサンゼルス・レイカーズ、ヒューストン・ロケッツ、ニューヨーク・ニックス、ゴールデンステイト・ウォリアーズ)で合計457試合に出場し、1試合平均25.8分間のプレーで平均11.8得点、2.8リバウンド、4.4アシスト、1.1スティールという成績を残している。 今シーズン、リンはホークスで51試合に出場し、1試合平均10.7得点、2.3リバウンド、3.5アシストを記録している。 カリフォルニア州トーランス出身のリンは、2010年にドラフト外でゴールデンステイト・ウォリアーズと契約し、台湾系アメリカ人として初めてのNBA選手となった。ストライキにより短縮シーズンとなった2011-12シーズンに、リンはオフウェイバー(チームが解雇後の選手と契約すること)でニューヨーク・ニックスに入団し、先発として出場した最初の5試合で平均20得点以上、7アシスト以上を記録したNBA史上初の選手となった(2012年の現地時間2月6日から14日まで)。この間の同2月10日(2012年)のロサンゼルス・レイカーズ戦で、リンはキャリアハイの38得点も記録している。更に、先発5試合目のトロント・ラプターズ戦(同2月14日)で、彼は27得点、11アシストを記録した上に決勝シュートも決め、NBAに『リンサニティー』ブームを巻き起こした。 2011-12シーズンに、リンはキャリアハイとなる1試合平均14.6得点、6.5アシストを記録し、ニックスを2012年のプレーオフに導いている。