日本時間4月5日(現地4日)、ミルウォーキー・バックスはドリュー・ホリデーと複数年の延長契約を結んだと発表した。チームからは契約の詳細が発表されていないが、『AP通信』は4年1億3400万ドルになるだろうと報じている。今回、ホリデーは2021-22シーズンのプレイヤーオプション(2670万ドル)を破棄して、新たに来季からスタートする契約を結び直した形となる。 ホリデーは2020年11月25日(同24日)に、4チーム間のトレードでニューオーリンズ・ペリカンズから加入していた。 今季は38試合に出場して平均17.0点、4.6リバウンド、5.4アシスト、リーグ2位の1.82スティールをマーク。ホリデーが先発した35試合でチームは25勝10敗を記録している。また、FG成功率50.9%はキャリアハイのペースで、3ポイント成功率39.0%、フリースロー成功率81.6%とシュートタッチは好調だ。なお、今季NBAで平均16点、4リバウンド、5アシスト、1.5スティール以上を記録しているのは、ホリデー以外にジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、フレッド・バンブリート(トロント・ラプターズ)しかいない。 バックスのジョン・ホーストGM(ゼネラルマネージャー)は、「ドリューはNBAのトップガードの1人で、彼と延長契約を結べて興奮している」とコメントを発表した。 6月で31歳になるホリデーにとって、今回の4年という長期契約が意味するものは大きく、チームの公式ツイッターでは「I'm a Buck for life.」とコメントした動画がアップされている。 ホリデーは2009年ドラフト1巡目17位でフィラデルフィア・76ersに指名されてNBA入り。キャリア通算では751試合に出場し、平均15.9点、3.9リバウンド、6.3アシスト、1.5スティール、FG成功率45.6%、3ポイント成功率35.7%、フリースロー成功率77.9%を記録している。2017-18シーズンから2年連続でオール・ディフェンシブ・チーム、2013年にはオールスターに選出された。プレイオフには通算30試合出場しており、平均17.0点、4.5リバウンド、5.5アシスト、1.4スティールをマークしている。 なお、今回の契約によってバックスは、ホリデー、ヤニス・アデトクンボ、クリス・ミドルトンにインセンティブを含まない額として、2021-22シーズンに1億500万ドル、2022-23シーズンに1億1300万ドル、2023-24シーズンに1億2000万ドル(ミドルトンがプレイヤーオプションを行使しなかった場合)を支払うことになる。