日本時間3月30日(現地29日)、ワシントン・ウィザーズの八村塁が、ホームのキャピタル・ワン・アリーナで行なわれたインディアナ・ペイサーズ戦に先発出場し、チーム2位となる26点をマークした。フィールドゴール(FG)は24本中12本沈め、フリースローも2本とも成功。加えて、8リバウンド、3スティールも記録している。 リーグトップの平均31.3点を挙げるブラッドリー・ビールが右股関節の打撲で欠場するなか、八村が積極的なオフェンスでエースの穴を埋めた。第1クォーターでチーム最多の8点と幸先のいいスタートを切ると、その後も勢いは衰えず、前半だけで14点を記録。そして第3クォーターではFGを5/8で沈めて10点と、ラスト12分を残して24点を積み上げた。最終クォーターはFGを7/10という高確率で沈めたラッセル・ウェストブルックの爆発もあって八村の得点は伸びなかったが、リバウンドやアシストでチームに貢献した。 試合はFG成功率(ウィザーズ55.6%、ペイサーズ47.3%)、3ポイント成功率(ウィザーズ52.6%、ペイサーズ40.0%)と、オフェンシブな展開を制したウィザーズが132-124で勝利した。ペイサーズはシュート精度が劣っていたにもかかわらず、リバウンドで37-55と大差をつけられたのが響いた。 ウィザーズは八村以外に、ウェストブルックが35点、14リバウンド、21アシストを記録。35点、10リバウンド、20アシスト以上を達成したのはリーグ史上初だった。30点、10リバウンド、20アシスト以上はオスカー・ロバートソン、マジック・ジョンソンに次ぐ史上3人目の快挙である。なお、ウィザーズの選手として記録したトリプルダブルの回数は、ダレル・ウォーカー(15回)を抜いて球団史上1位となっている。 そのほか、デニ・アブディヤが12点、8リバウンド、控えのチャンドラー・ハッチソンが18点、5リバウンド、ハウル・ネトが15点、4リバウンドを記録した。 ペイサーズはドマンタス・サボニスが35点、11リバウンド、6アシスト、2スティール、マルコム・ブログドンが26点、8アシスト、マイルズ・ターナーが11点、4ブロックを記録した。 2連勝で17勝28敗となったウィザーズは、31日(同30日)に再びホームでシャーロット・ホーネッツと、連勝が2で止まり21勝24敗となったペイサーズは、4月1日(同3月31日)にホームのバンカーズ・ライフ・フィールドハウスでマイアミ・ヒートと対戦する。