かつてレイカーズで活躍したエルジン・ベイラーが逝去 シルバー・コミッショナーも哀悼

日本時間3月23日(現地22日)、ロサンゼルス・レイカーズは1960年代に活躍したOBのエルジン・ベイラーが逝去したと発表した。享年86歳。自然死だったという。 1934年生まれのベイラーはシアトル大でプレイしたのち、1958年のドラフトでレイカーズに入団。類い稀な身体能力とスムースなジャンパーを武器に、一気にスターダムを駆け上がる。オールスターに11度出場、オールNBA1stチームに10度選出など輝かしい実績を残し、1971年の現役引退までレイカーズ一筋のキャリアを送った。背番号22はチームの永久欠番となっている。 1962年のNBAファイナル第5戦では、今なお破られていない1試合61点というファイナル記録を樹立。実はこのシーズン、ベイラーは兵役のためほとんどプレイしていなかった。ベイラーの傑出した得点力を象徴する記録と言えるだろう。14シーズンのキャリアで優勝とは縁遠かったものの、レイカーズを8度ファイナルに導いている。 また、恵まれた跳躍力から繰り出されるアクロバティックなプレイの数々で多くのファンを魅了した。1984年にNBAデビューしたマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)や1971年にプロデビューしたジュリアス・アービング(元フィラデルフィア・76ersほか)らの登場前からそうしたプレイを披露していたため、現代のスーパースターの元祖のような存在として取り上げられることも少なくなかった。 アダム・シルバー・コミッショナーも、「エルジン・ベイラーはリーグ黎明期の最初のスーパースターの1人として、現代のNBAにつながる道を切り拓いた」とメッセージを発表している。 ベイラーは引退後もヘッドコーチやGMとして、長らくNBAに携わった。1977年にバスケットボール殿堂入りを果たし、2006年にはロサンゼルス・クリッパーズのGMとしてエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤーにも輝いている。 通算では846試合に出場し、平均27.4点、10.3リバウンド、4.3アシストを記録。キャリアを通して平均25点、10リバウンド以上を記録しているのは、ベイラーとウィルト・チェンバレン(元レイカーズほか)、ボブ・ペティット(元セントルイス・ホークス)、カール・マローン(元ユタ・ジャズほか)のみである。1960年12月12日(同11日)にはリーグ史上初めて70点超え(71点)を達成。1962-63シーズンには、得点、リバウンド、アシスト、フリースロー成功率という4つの部門でトップ5以内にランクインするという史上初の快挙も成し遂げている。

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