2020-21シーズンのNBAベストルーキーを米記者がランキング

『OrlandoMagic.com』のジョシュ・コーヘン記者が、今季前半戦に行なわれた試合を参考に選出した今季のNBAベストルーキー10人を発表した。なお、このランキングはマジックの公式サイトに掲載されたものだが、チーム関係者の意見は反映されていないとしている。 10位:セイベン・リー(デトロイト・ピストンズ) 188cmのスピードスターは、2ウェイ契約ながらキャリア最初の15試合で4度も2桁得点を記録。そのうち2度は20点超えだった。ペイントへのアタックも積極的で、将来ダイナミックなプレイメイカーに育つ可能性も。 9位:サディック・ベイ(デトロイト・ピストンズ) 多くのNBA選手を輩出するビラノバ大の“最新作”がベイだ。平均9.9点に加えて、3ポイント成功率は39.3%を記録している。日本時間2月13日(現地12日)のボストン・セルティックス戦では、3ポイントを7本すべて沈めて30点を挙げた。 8位:デズモンド・ベイン(メンフィス・グリズリーズ) 屈強な体躯の持ち主で、エリートディフェンダーには欠かせないタフさと粘り強さを備える。かつてグリズリーズにあったアイデンティティ“Grit and Grind”を感じさせる選手だ。オフェンスでも堅実な部分があり、3ポイント成功率は44.3%と高い数値を記録している。 7位:コール・アンソニー(オーランド・マジック) 2月10日(同9日)の試合で負傷するまでは、新人王争いに加わる活躍を見せていた。マーケル・フルツの欠場によって託された先発はタフな任務だったはずだが、平均12.1点、4.2リバウンド、3.9アシストと結果を残した。1月21日(同20日)には勝利を呼び込むブザービーターも決めている。 6位:ジェームズ・ワイズマン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ) メンフィス大で3試合しか出場しておらず、ラメロ・ボールを獲得すべきだったという人もいるかもしれない。それでも彼は平均20.8分プレイして、11.8点、FG成功率51%、3ポイント成功率37%をマークしている。ウォリアーズにとって重要な戦力なのだ。 5位:パトリック・ウィリアムズ(シカゴ・ブルズ) フロリダ州立大のシックスマンだった1年前には、せいぜいドラフト1巡目中位くらいの指名になると思われていた。その後ブルズに全体4位で指名されると、攻守両面で高い潜在能力があることを随所に披露している。若さゆえの粗さもあるが、まだ19歳。さらに洗練されていくはずだ。 4位:イマニュエル・クイックリー(ニューヨーク・ニックス) 恐らく今年のルーキーで最もサプライズとなったのがこのクイックリーだろう。1月25日(同24日)の試合で挙げた31点を含め、すでに20点超えを7度達成。ニックスが直近15試合で、3ポイント成功率41.1%をマークしているのも、カレッジ時代から長距離砲を得意とした彼の影響が多分にあるはずだ。 3位:アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ) 今後オールスター級の選手に育つには、オフェンスの不安定さを改善する必要がある。FG成功率は37.1%、3ポイント成功率は30.2%でしかない。そんななかでも、ゴール近辺でのフィニッシュに難がないことはポジティブだ。シュートの約1/3が5フィート以内から放ったもので、51%の高確率で決めている。 2位:タイリース・ハリバートン(サクラメント・キングス) 彼がユニークな存在である理由は多彩さにある。どんな役割もこなせるポジションレスの選手である。ディアロン・フォックスがペイントアタックした際には、キックアウトされたボールを高確率でリングに沈めてきた。バスケットボールIQも高く、信頼できるプレイメイカーである。 1位:ラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ) 現時点で新人王はボールのものだろう。オープンコートでは派手さと創造性を発揮して、見る者を楽しませる。最大の驚きは信頼度が高い3ポイントシュートだった。オーストラリアでプレイした昨季は25%だったが、今季は37.8%を記録している。1月10日(同9日)のアトランタ·ホークス戦では、19歳140日というNBA史上最年少でトリプルダブルを達成している。

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