ブルックリン・ネッツは日本時間2月19日(現地18日)、リーグ2位の勝率を誇るロザンゼルス・レイカーズを109-98で下し、5連勝を飾った。徐々に守備の改善が見られ、カイリー・アービングも悪い時期は脱したと考えているようだ。 今季のネッツはケビン・デュラント、アービング、ジェームズ・ハーデンの“新ビッグ3”が注目を集めているが、デュラントが新型コロナウイルスのヘルス&セーフティプロトコルや左ハムストリングの負傷などにより、揃い踏みの機会は限られている。 デュラントが欠場した敵地でのレイカーズ戦、スティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)は、アービング(188cm)、ハーデン(196cm)、ブルース・ブラウン(193cm)、ジョー・ハリス(198cm)、ジェフ・グリーン(203cm)のスモールラインナップを採用した。 レイカーズがインサイドの要であるアンソニー・デイビスを欠いていることもあり、最大25点差をつけて快勝。価値があるのは、レブロン・ジェームズを擁する相手を100失点以下に抑えたことだろう。 ネッツはビッグ3を中心にリーグトップの平均121.3得点を誇る一方で、平均失点(117.3)はワースト3位とディフェンスが課題だ。それでも、1月に16試合でわずか2回だった100失点以下の試合が、直近9日間で2回目と徐々に改善が見られつつある。『Nets.com』のトム・ダウド記者がアービングのコメントを伝えており、その言葉からは守備への手ごたえが感じられる。 「守備の危機を脱する時が来た。相手を止めなければ、このリーグでは何も勝ち取れない。コートに出て、自由にプレイする。でも、お互いに責任は追うつもりだ。何事もグリット(やり抜く力)が必要だ。オフェンスを仕掛けてくる相手に怒りをぶつけ、フィジカル的になるのもいい。勝とうとしているわけで、対戦チームと友達なわけじゃないからね。一生懸命やるだけさ」 19勝12敗でイースタン・カンファレンス2位の好位置につけるネッツ。抜群の攻撃力に加え、守備にも磨きがかかれば、対戦相手にとってさらに驚異の存在となりそうだ。