日本時間1月25日(現地24日)に行われたトロント・ラプターズ対インディアナ・ペイサーズ戦は、107-102でラプターズが勝利を飾った。 ラプターズの渡邊雄太は今季最多となる21分間プレイし、3得点(FG 1/7、3ポイント 1/3)、6リバウンド、2アシスト、1スティール、2ブロックを記録。特に守備面で存在感を示した渡邊は、試合後のメディア取材で自身のプレイを振り返った。 ――今日は複数のポジションの選手をマークしていたが、そういった部分にやりがいは感じる? 「めちゃくちゃ燃えましたね。(マルコム)ブログドンは向こうのエースなので。(ドマンタス)サボニスがセンターのエースで、ブログドンはガード陣のエースなので、そこを任されたのはすごく燃えましたし、簡単に得点を与えることは今日なかったと思うので、ディフェンスに関しては本当にいい仕事ができたんじゃないかなと思います」 ――好守備を披露しつつも、ファウルはしなかった点についてはどう思う? 「もともと僕は、大学の時からそうでしたけど、ファウルはしないので。ファウルかなと思ったけど鳴らなかったりとか、ちょっとラッキーなこともあったんですけど、ファウルなしで相手を守り切れるというのは自分の良さの一つだと思っているので、そこは継続していきたいなと思います」 ――大学時代にもブログドンのチームに勝ったことがあったが、試合中にそれを思い出したりはした? 「自分が4番か誰か別の選手についていて、彼(ブログドン)がドライブしたのをヘルプでブロックしたシーンがあったんですけど、大学時代にも同じようなシーンで彼をブロックしたことがあったのでそれは思い出しました」 ――そのことをブログドン本人と話したりはした? 「いや、さすがに(笑)。相手チームですし、そこまで今の自分に余裕はないので。大学時代のいい思い出ですね、バージニア大学(ブログドン出身校)を倒したのは」 ――アレックス・レンがウェイブされて、本契約枠が一つ空いたが、正直意識している? 「当然本契約を貰うのが当面の目標ではあるんですけど、まだ2WAYも全然試合数が残っていますし(NBAで最大50試合出場可能)、今すぐに僕を本契約にってことはないんではないかなと自分自身思っているので、そこはあまり気にせずにとにかく与えられたチャンスをモノにするように(したい)。2WAYだろうが本契約だろうが、自分が活躍したら使ってもらえるわけですし、なので契約というのは自分がコートでしっかり結果を残したあとについてくるものだと思うので、今は意識をそこまでせずに、今やれることをしっかりやっていかなきゃなって思います」 ――今日の試合はキャリアで最も意義のある試合になったと思うが、どこが一番良かったと自分では思う? 「ディフェンスの部分で、特に前半すごくエナジーを出して、ハッスルするディンフェスを繰り返していて、誰についても簡単に点を取らせていなかったというのはすごく大きかったんじゃないかなと思っています。今日は主力が2人いなかった(カイル・ラウリーとパスカル・シアカムが欠場)から、20分ぐらい出れたというのはあるんですけど、それでも接戦のなかで自分の良さを発揮できたのは、NBAのキャリアの中で一番自分にとって大きな意味があった試合だったんではないかなと思います」 ――フィジカルな相手とのマッチアップが課題と過去に言っていたが、今日はマイルズ・ターナーとのマッチアップでオフェンスファウルを奪う場面もあった。今日のフィジカルな相手に対するディフェンスの出来はどうだった? 「ポジションを深く取られすぎたのはあったんですけど、押し合いみたいなのは試合を通して僕は一切嫌がることはないです。そこを嫌がってしまうと、自分が押し負けてしまう弱い部分なので、自分からしっかりとコンタクトを先にとってしつこくやった結果、向こうが痺れを切らして肘を使ってオフェンスファウルを取れたっていう形だったので、あれは正直いいディフェンスだったと思います。欲を言えばもう少しペイントの外でボールを持たせなければいけないんですけど、それでも最後までしつこくついた結果いいディフェンスにつながったので、そこに関しても悪くはなかったんじゃないかなと思います」