日本時間1月19日(現地18日)、NBAでは全9試合が行なわれる。以下、各試合の見どころを紹介する。なお、当日行なわれる予定だったクリーブランド・キャバリアーズ対ワシントン・ウィザーズ戦は、リーグが定めた健康・安全プロトコルに伴って延期が決まっている。
5連敗中のマジックは、直近3戦すべてで120点以上を許しているようにディフェンスで苦戦を強いられている。序盤戦で好調だった3ポイントのディフェンスを取り戻して、失点を封じたい。ニックスは18日(同17日)、セルティックスを相手に30点差で快勝し連敗を5でストップ。3試合ぶりのホームゲームで今季3度目の連勝を飾れるか。
ウルブズはカール・アンソニー・タウンズとリッキー・ルビオが健康・安全プロトコルのため欠場。3戦連続で20点超えのマリーク・ビーズリーが頼みの綱となりそう。1週間ぶりのホームゲームとなるホークスは、背中を痛めているトレイ・ヤングの出場が当日の状態次第となっている。万が一エースPGが欠場となった場合、直近5戦で17.2分プレイしている3年目のブランドン・グッドウィンが代役を務めることになりそうだ。
2日前の対戦では、後半突き放したピストンズが20点差で大勝した。24点をマークしたジェレミー・グラントが「これまでで最も完璧な試合だった」と振り返った戦いを、再現できるか。ヒートはジミー・バトラーが健康・安全プロトコルのため、今回も欠場する可能性がある。前回対戦で37-51と大差をつけられたリバウンドで奮闘するとともに、13-23と10本も多かったターンオーバーを減らすことが求められる。
ともに直近7戦で5勝と調子は上向いている。スパーズは平均2桁得点をマークする選手が7人いるように、バランスのいいオフェンスが売り。今季敵地で5勝2敗とアウェイ戦に強い点も見逃せない。ブレイザーズは右手首骨折で離脱したユスフ・ヌルキッチに代わって先発に昇格した、エネス・カンターが大奮闘。17日のホークス戦では29分で12点、15リバウンド、5ブロックと存在感を発揮した。縁の下の力持ちとして勝利に貢献できるか。
サンズは3試合連続延期を経て、1週間ぶりの試合となる。久々の実戦でもリズムを崩さず自分たちのペースで試合を展開できるかは、司令塔クリス・ポールの手腕にかかっている。4連勝中と勢いに乗るグリズリーズは、さらに前の試合でジャ・モラントが待望の復帰を果たした。いきなり17点、6アシストと結果を残しているだけに、2戦連続での活躍が期待できそうだ。
バックスは攻守ともに好調なうえに故障者も不在。3日ぶりの試合と休養も十分で、イースト最速となる10勝目を狙う。ネッツはカイリー・アービングが戦列復帰を果たす可能性があり、実現すればケビン・デュラント、前の試合で加入後初出場したジェームズ・ハーデンとのビッグ3が初披露となる。3人が同時出場し好調バックスを撃破すれば大きなインパクトを残せるが、はたして。
マーベリックスは前の試合、ルカ・ドンチッチがマイケル・ジョーダンを上回る通算29度目のトリプルダブルを達成するも、「もっと上手くプレイしなければいけない」とコメント。飽くなき向上心を抱く万能戦士は、2連敗中のチームを救えるか。ラプターズはホーネッツとの連戦を制して、今季初の2連勝を達成。そのうち2試合目はわずか4分の出場時間にとどまった渡邊雄太は、懸命なディフェンスで再び出番をつかみ取りたい。
ロケッツは左膝を痛めているジョン・ウォールが欠場。孤軍奮闘を強いられているセンターのクリスチャン・ウッドをサポートするには、前の試合でフィールドゴール1/9、3ポイント0/6と精彩を欠いたPJ・タッカーの復調が欠かせない。ブルは一度延期があったため、ホームゲームは1月4日以来およそ半月ぶりとなる。前日の試合で29点、10リバウンドをマークし、「コンディションはいい」と語るラウリ・マルカネンに注目だ。
2連敗中のウォリアーズは前の試合が延期に。中3日空いたことが奏功し、仕切り直しの勝利を手にできるか。レイカーズはレブロン・ジェームズがキャリア最低の平均31.8分しか出場していないにもかかわらずハイペースで勝利を重ねているように、選手層の厚さが際立っている。前の試合では控えのモントレズ・ハレルが16点をマークしたが、この試合でも新たな日替わりヒーローが登場するかもしれない。