日本時間1月13日(現地12日)、NBAでは全6試合が行なわれる。以下、各試合の見どころを紹介する。なお、当日行なわれる予定だったボストン・セルティックス対シカゴ・ブルズ戦は、リーグが定めた健康・安全プロトコルに伴って延期が決まっている。
勝率5割のヒートは11日(同10日)のセルティックス戦が延期となったため、3日ぶりの試合となる。休養を経て挑む一戦では、今季初の連勝を狙う。前の試合で31点を挙げるなど調子を上げてきたタイラー・ヒーローに期待だ。 ネッツ、ナゲッツ、ホークスに敗れ3連敗中の76ersは、すべての試合で2桁点差を許してしまうなど苦しい戦いが続いている。ヒートの堅守を崩すには、前の試合で3ポイントを7本すべて落としてしまったダニー・グリーンの復調が欠かせない。
直近5戦で4勝と上り調子のナゲッツは、二コラ・ヨキッチのマルチな活躍が光る。ここまで平均24.4点、11.2リバウンド、10.4アシストと平均トリプルダブルをマーク。シーズン最初の10試合で200点、100リバウンド、100アシストをクリアしたのは、1961-62シーズンのオスカー・ロバートソン以来史上2人目という歴史的なパフォーマンスを披露するセンターに対して、2連敗中のネッツはどのような対策を講ずるのか。また、個人的な事情で3試合連続で欠場しているカイリー・アービングの動向も気になるところだ。
アウェイ6連戦目となるジャズだが、強豪バックスを破るなど2連勝中だ。その間、ドノバン・ミッチェルは平均30点、ルディ・ゴベアも平均16.5リバウンドとペースを上げている。好調の2人を軸に攻守でペースを握り、試合を決めたい。 キャバリアーズは司令塔のコリン・セクストンが離脱して以降、2連敗と苦しんでいる。センターのアンドレ・ドラモンドがオフェンスでも存在感を発揮しているが、セクストンの代役を務めるガード陣の奮起が求められる。過去2戦で平均17.5点、7アシストと申し分のない個人スタッツを残すデイミアン・ドットソンは、チームに勝利をもたらせるか。
10日(同9日)の対戦ではレイカーズが120-102で快勝。アンソニー・デイビスが27点、3ブロックと活躍した。再び勝利となれば、今季アウェイ戦6連勝となる。 攻守で隙の無いレイカーズにロケッツがリベンジを果たすには、前回の対戦で低調だったオフェンス(FG成功率41.1%、3ポイント成功率29.3%)の改善は必須。ジェームズ・ハーデン、ジョン・ウォールのハンドラー2人でレイカーズの堅守を崩し、オフェンスのリズムを作り出せるか
前の試合ではウルブズに足元をすくわれたスパーズだが、欠場したデマー・デローザンに代わってロニー・ウォーカー四世が25点と得点力を証明したのは好材料。アウェイ5連戦の最後を勝利で飾れるか。 サンダーはアウェイ5連戦で4勝した勢いそのままに、地元へ帰還。しかしホームでは今季0勝と完全な”外弁慶”となっている。流れを変えられるかは、直近3戦で平均25.7点、7.7アシストと好調のシェイ・ギルジャス・アレクサンダーの双肩にかかっている。
ともに6勝4敗と勝ち越しているが、ペイサーズは2連敗中、ウォリアーズは2連勝中と状況は異なる。ペイサーズは連敗中に平均126失点を喫しており、ディフェンスの立て直しが急務となっている。ウォリアーズは前の試合、オフェンスの軸であるステフィン・カリーがわずか11点にとどまるも、その他の選手たちがカバーして勝利を飾った。相手に的を絞らせないオフェンスを展開できれば、今季初の3連勝が見えてくる。