スパーズのベッキー・ハモンAC、名将ポポビッチ退場により“代理”でNBA史上初の女性指揮官デビュー

NBA史上初となるフルタイムのアシスタントコーチ(AC)であるサンアントニオ・スパーズのベッキー・ハモンが、2020年12月30日(日本時間12月31日)に行われたロサンゼルス・レイカーズ戦で新たな歴史を刻んだ。 スパーズは第2クォーター残り3分56秒、グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチ(HC)がレフェリーへの判定を不服として抗議したことで立て続けにテクニカルファウルを吹かれて退場処分。試合途中に急遽、“繰り上げ”でハモンがチームを率いる機会が訪れた。 バトンを受け取った時点で、スコアは41-54のビハインド。その後、ハモンはデマー・デローザンやデジャンテ・マレーを中心に攻撃を組み立て、反撃の突破口を探った。最終的には107-121で試合には敗れたが、NBA界にとっても歴史的な瞬間だったと言っていい。 『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者は、2014年にスパーズに入閣し、今回“NBA史上初の女性指揮官”として歴史に名を刻んだハモンのコメントを伝えている。 「重要な瞬間でした。2007年にサンアントニオに来て、スパーズとこの組織の一部を担ってきました。彼らは私の成長のために多くの時間を費やしてくれた」 また、主力のデローザンも「ベッキーは、ポップ(ポポビッチの愛称)がタイムアウトを取る時も、存在感を示してきた。攻撃すべきポイント、ミスマッチ、何をすべきか理解している。彼女の言葉は常に有益だ。彼女がいて良かった」と語っている。 ハモンが正式な女性HCとして采配を振るう日も、そう遠くはないかもしれない。

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