ホークスのトレイ・ヤング、得点力アップの秘訣は「緩急」と「ファウル誘発」の技術

アトランタ・ホークスは新シーズン、開幕3連勝を飾った。2020年ラストゲームとなったブルックリン・ネッツ戦こそ競り負けたが、好スタートを切ったと言っていい。ラジョン・ロンド、ボグダン・ボグダノビッチ、ダニーロ・ガリナリら新戦力を補強したなかで、チームを牽引するのは3年目を迎えたオールスター選手のトレイ・ヤングだ。 2年目の2019-20シーズン、リーグ4位の平均29.6得点、同2位の9.3アシストを記録して自身初のオールスターにも出場したヤングは、22歳にしてリーグを代表するヤングスターへと成長を遂げた。 迎えた3年目の今季は、開幕戦から37得点→36得点→29得点→30得点と絶好調。ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデン(平均39.0得点)に次ぎ、得点ランキングで2位(平均33.0得点)につけている。シュート成功率50.7%の高精度もさることながら、総得点132点のうち、4割以上にあたる56得点をフリースローで稼いでいる点がひと際目を引く。 4試合で62本のフリースローを放っているが、これはリーグトップの数字。2位のルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、3位のブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)に大差をつけている。2020年12月28日(日本時間29日)のデトロイト・ピストンズ戦では、第4クォーター残り2分43秒にキリアン・ヘイズのファウルを誘ってフリースローを獲得し、勝負を決定づける得点を決めた。 ロイド・ピアースHC(ヘッドコーチ)は、「彼は相手がピック&ロールで自分を追いかけてくることを知っている。彼は止まって、ディフェンダーに体を当てるテクニックを習得した」とヤングの“進化”を明かす。また、アップテンポな攻撃だけでなく、ペースを落とした際にもバリエーションと安定感が増しており、本人も意欲的に取り組んでいるという。 「止まって減速したり、トップスピードを出す緩急は意識している。特にサイズの小さいガードとして、僕が有効活用できるものだからね」 過去3シーズンは勝率5割未満に低迷しているホークスだが、ヤングがシーズンを通して好調をキープできれば、4年ぶりのプレイオフ進出も夢ではないかもしれない。

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