ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは、昨季に平均得点(30.0)とアシスト(8.0)でキャリアハイを更新するなど自己最高のシーズンを過ごした。 数年前にはMVPを個人的なゴールとして掲げていたリラードだが、同賞の有力候補として名前が挙がる今季がそれを実現するチャンスだと考えているようだ。 「僕の考えでは、これまでにも何度かMVPレベルのシーズンがあった。ただ、それらのシーズンでは勝利が足りなかったんだと思う。2シーズン連続で第3シードを獲得した年(2017-18、2018-19)は、個人的にも良い活躍ができたけど、上位2チームにいた選手も素晴らしい活躍をしていたからね。今季の僕らは勝てるチームだと思う。上位3チームに入れるようなら、間違いなく(MVP獲得の)可能性はある」 昨季はシーズン再開後のシーディングゲーム8試合で平均37.6得点、9.6アシストと圧巻のパフォーマンスを披露し、シーディングゲームのMVPを受賞したリラードは、MVP級のプレイをするうえではメンタル面が重要だと語っている。 「強い精神力を持っていなければ到達できない場所だ。コート外でも練習し、しっかりと身体をケアして安定したメンタルを保てるようにする。そして僕にはそれができる」 ブレイザーズは今オフにロバート・コビントン、エネス・カンター、デリック・ジョーンズJr.、ハリー・ジャイルズらを獲得。リラードは選手層が厚くなったチームを強豪揃いのウェストで上位に導き、最優秀選手の称号を手にできるか。