かつてゴールデンステイト・ウォリアーズなどで活躍したオーストラリア人センターのアンドリュー・ボーガットが、15年に及ぶプロキャリアを終える意向を表明した。自身のポッドキャスト『Rogue Bogues by Andrew Bogut』で明らかにしている。 オーストラリア代表としても活躍していた36歳のボーガットは、2021年に開催予定の東京オリンピックを最後に引退すると思われていた。しかし、手術が必要とされていた足首や背中のケガが影響し、引退を前倒ししたとみられている。ボーガットはポッドキャスト内で、「この決断は決して簡単なものではなかったが、正しい判断だと思う。もうすぐプロバスケットボールの世界から引退する」とコメントした。 ボーガットは2005年のNBAドラフトで、ミルウォーキー・バックスから1巡目1位指名を受けてNBA入り。史上初めてトップ指名を受けたオーストラリア人選手となった。以降、恵まれた体躯を活かしてインサイドで存在感を発揮し、オール・ルーキー1stチーム(2006年)、ブロック王(2011年)、オールNBA3rdチーム(2010年)、オール・ディフェンシブ2ndチーム(2015年)など数々の個人タイトルを獲得。ウォリアーズに在籍した2015年には優勝も経験した。NBA通算では706試合に出場し、平均9.6点、8.7リバウンド、2.2アシスト、1.5ブロックを記録。また、近年は母国オーストラリアのリーグNBL(シドニー・キングス)でプレイしていた。