デンバー・ナゲッツの若手ビッグマン、ボル・ボルがチームと2年の新契約を結ぶことで合意したことが分かった。これまでの契約は2WAY契約だったが、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、今回は2年総額420万ドル(約4億4000万円)のNBA契約になるという。 昨年のドラフトでは1巡目中位までに指名されると予想されていたが、大学時代に負った怪我の懸念から評価を下げ、最終的には2巡目全体44位まで順位を落としたボル。 迎えたルーキーシーズンでも足の怪我により、出場はGリーグでの8試合のみだったが、自身にとってNBAデビューとなった再開シーズンでのスクリメージ(練習試合)初戦で16得点、10リバウンド、6ブロックを記録。その後も印象的なプレイで評価を高めると、シーディングゲームでも出場時間を獲得し、7試合で平均12.4分、5.7得点、2.7リバウンド、0.9ブロックをマークしてルーキーシーズンを終えた。 231cmの長身を生かしブロック王に2度輝くなど、1980年代中盤から90年代中盤にかけて活躍したマヌート・ボルを父に持つボル・ボルは、自身も218cmと長身で、サイズを生かしたブロックに加え、ビッグマンらしからぬ3ポイントシュートと機動力が持ち味。線の細さが課題だが潜在能力は高く、新シーズンはフィジカルを強化してローテーション入りすることが期待される。