ミルウォーキー・バックス、ニューオーリンズ・ペリカンズ、オクラホマシティー・サンダー、デンバー・ナゲッツによる4チーム間トレードが成立した。NBA公式サイトが11月24日(日本時間25日)に正式発表している。 バックスはエリック・ブレッドソー、ジョージ・ヒル、将来のドラフト1巡目指名権2つとスワップ権2つを放出し、ペリカンズからドリュー・ホリデーを獲得。ポイントガードを必要とするバックスは、攻守両面で貢献できるベテランを獲得することでバックコートと、ヤニス・アデトクンボのサポート体制の強化を図るようだ。 ホリデーを放出したペリカンズは、スティーブン・アダムズ、ブレッドソー、将来のドラフト1巡目指名権2つとスワップ権2つを獲得。今オフにFA(フリーエージェント)となったデリック・フェイバーズ(→ユタ・ジャズ)を失い、新たなビッグマンを必要としていたペリカンズにとって、アダムズ獲得は大きなプラスとなるだろう。 『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者とザック・ロウ記者によれば、そのアダムズはペリカンズと2年総額3500万ドル(約36億6000万円)で契約延長に合意。2022-23シーズンまでペリカンズの契約下となる見込みだ。再建を目指すペリカンズは、若手を中心としたロスター強化を今後も推し進めるようだ。 4チーム間におけるトレードの内容は以下の通り。 ■バックス獲得 ドリュー・ホリデー(←ペリカンズ) 2020年ドラフト2巡目60位指名のサム・メリル(←ペリカンズ) ■ペリカンズ獲得 スティーブン・アダムズ(←サンダー) エリック・ブレッドソー(←バックス) 将来のドラフト1巡目指名権×2(←バックス) ドラフト1巡目スワップ権×2(←バックス) ■サンダー獲得 ジョージ・ヒル(←バックス) 将来のドラフト1巡目指名権(←ナゲッツ) ザイラン・チータム、ジョシュ・グレイ、ダリアス・ミラー、ケンリッチ・ウィリアムズ(←ペリカンズ) ■ナゲッツ獲得 2020年ドラフト1巡目24位指名のRJ・ハンプトン(←バックス)