今オフに制限付きFA(フリーエージェント)になっていたブランドン・イングラムが、ニューオーリンズ・ペリカンズと5年総額1億5800万ドル(約165億2000万円)の契約延長に合意したようだ。イングラムの代理人から得たという情報を、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えている。 23歳のイングラムは、昨オフにアンソニー・デイビスを中心としたトレードで、プロ入後3年間所属したロサンゼルス・レイカーズを離れペリカンズに加入。新天地で迎えた2019-20シーズンは、出場62試合で平均23.8得点、6.1リバウンド、4.2アシスト1.0スティール、3ポイント成功率39.1%と中心選手として活躍し、キャリア初のオールスター出場に加え、MIP賞を受賞するなど大きなステップアップを果たした。 今オフ、ペリカンズは30歳の司令塔ドリュー・ホリデーを、トレードでミルウォーキー・バックスへと放出。これにより新シーズンは、イングラムと昨年のドラフト1巡目全体1位指名ザイオン・ウィリアムソンの若手2人を軸とする体制がより鮮明となった。 非凡な得点能力を最大の魅力とするイングラムは、今回の契約によって名実ともに一流選手の仲間入り。新シーズンでは、ウィリアムソン、司令塔ロンゾ・ボール、ベテランのJJ・レディック、ホリデーとのトレードで獲得したスティーブン・アダムスらとともに、昨季は届かなかったプレイオフにチームを導くことがノルマとなる。