11月21日(日本時間22日)、フィラデルフィア・76ersは、ロサンゼルス・レイカーズから完全FA(フリーエージェント)になっていたドワイト・ハワードと契約したことを発表した。 来月で35歳となるハワードは、2004年のドラフト1巡目全体1位指名でオーランド・マジックに入団。これまでにマジック、レイカーズ、ヒューストン・ロケッツ、アトランタ・ホークス、ワシントン・ウィザーズでプレイし、キャリア通算1113試合で平均16.7得点、12.3リバウンド、1.9ブロックという成績を残している。最優秀守備選手賞受賞3回、オールNBAチーム選出8回、オールディフェンシブチーム選出5回、オールスター選出8回と、全盛期はリーグ最高峰のビッグマンとして名を馳せたが、古典的なビッグマンのニーズが低くなった近年は評価を落としていた。 しかし、無保証契約でスタートしたキャリア16年目の昨季は、平均18.9分、7.5得点、7.3リバウンド、1.1ブロック、シュート成功率72.9%と控えビッグマンとして再起。出場18試合中7試合で先発を務めたプレイオフでは、ウェスタン・カンファレンス決勝で対戦したデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチ相手に好ディフェンスを披露するなど、要所で存在感を発揮してレイカーズ10年ぶりのリーグ優勝に貢献した。 完全FAとして臨んだ今オフは、レイカーズ残留やゴールデンステイト・ウォリアーズへの移籍が噂されるも、結果的には76ersと契約。12月22日(同23日)に開幕する2020-21シーズンは、オールスタービッグマン、ジョエル・エンビードのバックアップを務めることになった。 『ESPN』のチャールズ・ブリスコー記者とボビー・マークス記者によれば、契約は1年で260万ドル(約2億7000万円)のベテラン最低保証額になるという。