ホークス、ドウェイン・デッドモンとのトレードでピストンズからトニー・スネルを獲得

11月20日(日本時間21日)、チーム再建を目指すアトランタ・ホークスとデトロイト・ピストンズの間でトレードが成立した。ホークスにはピストンズからトニー・スネルとカイリー・トーマスが加入し、ピストンズはベテランセンターのドウェイン・デッドモンを獲得したと両チームは発表。トーマスは移籍後、ホークスからウェイブ(契約解除)されている。 『NBA.com』によると、ホークスの狙いはチームの総年俸に若干の空きを作ることだったという。今季のサラリーが1330万ドル(約13億8000万円)のデッドモンに対し、スネルは契約最終年にあたる今季のサラリーが1210万ドル(約12億6000万円)だった。 一方のピストンズは、デッドモンの獲得を受けて、若手センターのソン・メイカーへのクオリファイング・オファーを提示しないことを決断したと、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は伝えている。ピストンズは今オフにユタ・ジャズから若手センターのトニー・ブラッドリーも獲得しているが、ブラッドリーは来季の契約がクオリファイング・オファーで、デッドモンの来季の契約は無保証となっているため、チームがさらなる補強を目指す際の自由度は高い。 2013年にドラフト外からプロ入りした31歳のデッドモンは、複数のNBAチームやDリーグ(現Gリーグ)を転々としつつ、キャリア通算で平均6.4得点、6.0リバウンドという成績を残している。昨今のストレッチ・ビッグマンの流れに合わせて、デッドモンも2017-18シーズンから3ポイントシュートをレパートリーに加えたが、昨季は成功率が20.6%と大きく落ち込んだ。 ホークスに加入した29歳のスネルは、2013年のドラフト1巡目全体20位指名でNBA入り。シカゴ・ブルズ(2013〜2016年)とミルウォーキー・バックス(2016〜2019年)を経て、昨年のオフにピストンズに移籍。昨季は59試合(うち先発57試合)で、平均8得点、1.9リバウンド、2.2アシスト、3ポイント成功率40.2%を記録した。ホークスでは、キャリア通算で38.5%という成功率を誇る長距離砲とリーチの長さを活かした守備を武器に、3&Dとしての役割が期待される。

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