昨季の王者、ロサンゼルス・レイカーズの今オフの最優先事項は、プレイヤーオプションを破棄して完全FA(フリーエージェント)になるオールスター・ビッグマンのアンソニー・デイビスと新たな契約を結ぶことだが、その契約がまとまり次第、ロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)は2人のベテラン選手との再契約に向けて動き出すようだ。 『Los Angeles Times』のブラッド・ターナー記者は、今オフのレイカーズの動きについてまとめた記事の中で、「レイカーズはフリーエージェントになったドワイト・ハワードとマーキーフ・モリスを引き留めようと考えている。彼らは昨季のレギュラーシーズンとプレイオフで良い働きを見せた」と伝えている。 昨オフに無保証契約でレイカーズに加入したハワードと、昨季途中にデトロイト・ピストンズから契約解除されてその後FAとしてサインしたモリス。 キャリア通算1113試合(うち先発1045試合)で、平均16.7得点、12.3リバウンドという成績を残し、8度のオールスター出場を誇るハワードは、昨季69試合(先発2試合)で、平均7.5得点、7.3リバウンドを記録。そして、通算637試合(うち先発348試合)で、平均11.4得点、5.3リバウンド、1.7アシストを記録しているモリスは、レイカーズ移籍後の14試合(うち1試合に先発)で、平均5.3得点、3.2リバウンド、0.6アシストという成績だった。 両者ともにレイカーズでは個人成績を落としているが、2枚看板のレブロン・ジェームズとデイビスを支えるフロントコートのサポート役として、数字に表れない部分でチームに貢献した。 特にハワードは、レイカーズでプレイした2012-13シーズンに、当時のエース、コービー・ブライアントとの不仲が噂された過去があり、それ以降はレイカーズファンからは否定的な目で見られてきた。しかし、昨季はリバウンダーに徹する献身的なロールプレイヤーへと生まれ変わり、ファンの信頼を獲得した。