11月9日(日本時間10日)、NBAと選手会は2020-21シーズンの12月22日開幕と、新型コロナウイルスによる影響を受けた現在の労使協定に関する一部条項の調整について原則合意に達したと発表した。この合意は、リーグの理事会の投票により承認されれば、正式決定となる。 NBAと選手会は以下について原則的に合意した。 ・2020-21シーズンは12月22日(同23日)に開始する。 ・2020-21シーズンは72試合で実施される。全体スケジュールと放送予定は後日発表される。 ・新たな制度は、バスケットボール関連収入(BRI)のうち、リーグと選手会が合意した割合で確保するために使われる。いずれかのシーズンにおいて選手の報酬が指定された割合を超えた場合、選手は年俸の10%相当をNBAの設けるエスクロー口座(第三者預託)に預ける。場合によっては翌シーズンにも適用され、最大で20%のサラリー減額となる。 ・2020-21シーズンのサラリーキャップは上限が1億914万ドル、タックスレベルは1億3262万7000ドルになる。サラリーキャップとタックスレベルは、前のシーズンよりも最低3%、最大10%引き上げられる。BRIの減少に比例してチームのタックスも削減される。 ・フリーエージェントの交渉は11月20日午後6時(同21日午前8時)に解禁され、契約は22日午後12時1分(同23日午前2時1分)から可能となる。