ミルウォーキー・バックスとブルックリン・ネッツが、サンアントニオ・スパーズのデマー・デローザン獲得を狙っていると、『Heavy.com』のブランドン・ロビンソン記者が伝えている。 31歳のデローザンはスパーズ2年目の2019-20シーズンに68試合出場、平均22.1得点、5.5リバウンド、5.6アシストを記録し、中心選手として奮闘。しかし、本人は否定的なコメントを自身のSNSに投稿するなど、チームとの関係がうまくいっておらず移籍を検討していると報じられている。 デローザンの契約は、プレイヤーオプションを行使すれば新シーズンに年俸2770万ドル(約29億円)でスパーズ残留。ただ、オプションを行使しない場合は完全FA(フリーエージェント)となるため、過去7シーズン連続で平均20得点以上の実績からその決断が注目されている。 今オフ、バックスは大黒柱ヤニス・アデトクンボのサポート役を担う即戦力の補強を模索中。ロビンソン記者によれば、デローザン以外にもインディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポ、トロント・ラプターズのカイル・ラウリー、オクラホマシティ・サンダーのクリス・ポールと大物ガードが獲得可能か問い合わせしているという。 一方、ネッツは新シーズンでは待望の揃い踏みとなるケビン・デュラント、カイリー・アービングの2大エースに続く3番手を誰にするのか、スティーブ・ナッシュ新HC(ヘッドコーチ)など首脳陣の選択が興味深い。スペンサー・ディンウィディーなど現有戦力のステップアップに期待するのか、他チームからの補強を目指す場合、デローザンも候補の1人に挙がってくる可能性は十分にあるだろう。