ロサンゼルス・クリッパーズは、今オフにラジョン・ロンド(ロサンゼルス・レイカーズ)の獲得に興味を持っているという。『ニューヨーク・タイムズ』のマーク・スタイン記者が伝えている。 34歳のロンドはレイカーズ所属2年目の2019-20シーズン、右手親指の骨折による離脱こそあったが、レギュラーシーズン48試合に出場して平均7.1得点、5.0アシストを記録するなど、セカンドユニットの牽引役として活躍。また、プレイオフでは勝負強さを発揮し、チームの10年ぶりとなるNBA制覇に大きく貢献した。 スタイン記者は、ロンドの去就について「彼は新シーズンに年俸270万ドル(約2億8000万円)のプレイヤーオプションを行使せずにFA(フリーエージェント)になると言っている。レイカーズは再契約を目指す方針を決めているが、クリッパーズもポイントガードの強化を熱望している。そしてFA市場が開いたらロンドの獲得を目指すだろう」とレポートしている。 クリッパーズは先日、大黒柱のカワイ・レナードがチームに司令塔の補強を求めたというニュースが報じられた。今季はまたもやカンファレンス準決勝で姿を消し、来シーズンこそ頂点を狙うクリッパーズにとって、ポストシーズンで強さを発揮するロンドは、サラリーキャップに余裕がない面も考慮すると実力、年俸の両方でうってつけの存在と言える。 果たして、“LA対決”がオフシーズンでも起こるのか。ロンドの行き先はより関心が高まっている。