NBAは12月22日(日本時間23日)に2020-21シーズンの開幕を目指しているとの噂があるなか、各チームはオフシーズンの予定を立てることに苦心しているようだ。 『ニューヨーク・タイムズ』のマーク・スタイン記者は、オフシーズンの重要なイベントの1つであるフリーエージェント(FA)について、「複数の球団は、11月18日(同19日)に開催される予定のNBAドラフトから48時間から72時間後にあたる11月20日(同21日)か21日(同22日)にFA交渉が解禁されることを想定しているようだ」と伝えている。 もしこの想定通りなら、12月22日に来シーズンが開幕する場合、FA交渉の解禁から開幕まで約1か月しかないことになる。 大物の契約はFA交渉解禁直後にまとまる傾向が強い。選手側には、球団のサラリーに余裕があるうちに巨額の契約を結んでおきたいという思惑があり、球団側には、早い段階で良い選手を確保しておきたいという思惑があるからだ。それでも、所属するチームが決まってから開幕まで1か月しかないというのは、選手と球団にとって非常に厳しいスケジュールだろう。 また、これからNBAデビューを目指すドラフト選手にとっても1か月の準備期間はあまりにも短すぎる。2019-20シーズンのポストシーズンをプレイしたチームには約2か月しか休暇がないため、選手の疲労やそれに伴う怪我も懸念材料だ。 スタイン記者は、12月22日に来シーズンが開幕する場合のトレーニングキャンプ開始日は12月1日(同2日)になる可能性があると伝えている。NBAとNBPA(NBA選手会)の交渉の行方が注目されるところだ。